親を裏切る。

離婚の増加は親子が共に自立できない家族関係に遠因が有るように思います。

夫婦としての幸福感を実感する結婚生活の為には『子供は精神的に親を裏切る』行為が必然です。 

お互いの伴侶が自分より伴侶の親の方が大切では、どちらも必ず不満です。 

人間は本当に自己本位なもので、相手には自分を一番に思ってもらうことを当然のように望んでいます。

しかし親が金銭的・家事的な援助をしてくれる状況の時は、伴侶を自分の親の次の状況でも当然と無意識状況で思っています。  

重要な事は育ててくれた親より伴侶を大切にする覚悟が相手に伝わり、お互いにその覚悟を肌で感じ取って無償の愛が生まれ、そんな仲睦まじい両親を見て育った子供が健全に育つ事に繋がります。 

親孝行は親に返すことでは無く、自分達が幸せになり、自分達の子供を愛し健全に育てることの循環が親孝行と思います。 

子供から自立できていない親は、親から自立できない子供と相互依存関係で、この相互依存関係は利害が一致している間は良いのですが、親が老いて手がかかるようになると薄情なものです。 

逆に親子が自立している親子関係では、お互いが親より伴侶を大切に思って生活するので、お互いの思いやりを実感できる幸福感に包まれます。 

結婚生活の最初は生活することに精一杯ですが、子育ても含め年輪を重ねて行くうちに、やがてこのありきたりの幸せの実感も親が自分を生んでくれたからと気が付く時が訪れます。 

これは私自身の体験で、親より伴侶を大切に思う『親を裏切る』所から始め、幸福な家庭生活を実感した後に、自分達のルーツで有る老いた両親への感謝を実感し、自分達の次に大切に思う所に回帰するのが順序では? と思っています。

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コメント: 2
  • #1

    sekstelefon (火曜日, 31 10月 2017 23:49)

    perycykl

  • #2

    sex telefon (金曜日, 17 11月 2017 22:56)

    zbytnik