承認されない事と病気。

最近私共のお客様にも原因不明の難病を患った話を聞く機会が増えていますが、遺伝的な難病とストレスによる免疫不全による難病など、難病にも二種類があると思います。 

豊かな社会は背負う物を多くし、それに比例してストレスを抱える数も増えたせいでは? と感じています。 

情報洪水の今の社会では『人に有って自分にないもの』に目を奪われがちになり、気が付くと沢山のものを維持する為の奴隷のように働かざるえない状況に追い込まれ、その果てのストレス社会と皮肉りたくなります。

そんな時に『あの人に無くて自分に有るもの』を対比して考える余裕を持つことが大切です。 

広告やテレビのコマーシャルを見ていて思うのは寝ている子を無理やり起こすように欲望を刺激して物を売りつけたり、健康不安を煽ってからエセ情報で視聴率を上げたり等、今は情報の悪用社会です。 

そんな情報過剰の社会では背負うものを少なく軽くする事がストレス減少に繋がりますますが、その難しさも実感します。 

もし回避不能のストレスを抱えたら、自分の一番信頼する人に自分の弱さも含めて吐き出し、心の便秘を解消する事が健康の源である免疫力を上げる秘訣です。 

先進国の特徴として多くの人が抱えている共通のストレスが『承認されていないという喪失感』と社会学者が書いています。 

妻として夫として子供として、学校で生徒として職場の一員として、それぞれの場所で自分が承認される為に頑張っているのが人間の営みです。 

身近な人を認め、自分に今有るものに感謝して、荷物を少なく軽くし、自分の弱さも曝け出して一人で無い事を確認出来れば、認め支えてくれる人がいる安心感で心と体の免疫力が上がります。 

皮肉なことに自分の弱さを自覚した方が少し強くなれますし、承認を求めるなら先に相手が必要なことを自覚し、相手を承認することから始めることです。