天敵は必要で大切。

冬将軍到来の時期を迎え、日暮れも早くなって今年も残す所一ヶ月近くになりました。   

娘もいなくなった二人の生活の繰り返しの中で起こる問題は、普通の世間話で『言った、聞いていない』のどちらが正しいのか? どちらか怪しい問題が起こる事です。   

どうでもいい事は、『あっそうか!』と譲って済ますのですが、これも続けると良くないのではと思い、先日は『少しは言うことを聞いたら』と告げたら、間髪を入れずに『ずーっと言うことを聞いてきました』と言われました。 

あまりの勢いに『はい、すいません』と返事をしている自分と、その後は平然とテレビを見ている妻の姿に一緒に暮らした月日の長さを感じました。 

しかし単調な生活の中にも多少の波風がないとお互いの脳に良くないので、時々は毒を吐いてます。 

相手が嫌がる事を承知で『思った事は平然と口にする』私の言動を女房は『毒を吐く』と形容します。 

何事も受け入れないと前に進まないと、自覚を促しているつもりなのですが?  妻の方は逆に、こちらが油断をしている機嫌のよい時に背後から斬りつけるような事を言って知らないふりをします。 

長年の知恵で身に付けたものでしょうが、最近はハブの天敵ヤンバルクイナのように見えます。 

猛毒のハブもニワトリみたいなヤンバルクイナとの戦いでは三勝七敗位で分が悪く、一度テレビで見た戦いの様子は、怒っているハブに対してヤンバルクイナはニワトリのように歩きながら、突然ハブの急所を一撃です。 

生態系と家庭の維持に天敵は必要不可欠と思い納得の毎日ですが、せめて五勝五敗の五分に持ち込みたいと無駄な抵抗を試みています。