大麻汚染。

豊かな社会に広がる大麻汚染は人間の中に在る根源的な欲望と不安を深く考えて整理できない人の増加の結果と思います。 

なるべく楽をして大きな成果を手に入れることは搾取で、一時は満足しても、決して心からの充実感と自信に繋がりませんので、いずれ不安に苛まれます。 

豊かな生活をしていても虚しさを感じるのは、自分自身は騙せないからで、そんな不安からの逃避の道具が大麻では? と思います。  

何事も出来ない事を楽しむ余裕、手に入らないものを手に入れようと努力する自分を楽しむ余裕、思うに任せぬ人生を楽しむ余裕、そして駄目な時は? そんな自分を受け入れて自分自身を許す余裕がないと人生がきつくて鬱病・自殺か? 逃避の果てが快楽の大麻では? と思います。 

水泳でも泳げない苦悩を乗り越えて目標に達した時に、自分を褒めたくなるような満足と充実感を覚えるように、何でも簡単に手に入ったら、つまらないと感じるのが人間の複雑な所です。 

何事にも深く考えなくても食べることには困らない時代が続き、テレビや雑誌からの情報を咀嚼もせずに丸呑みして生きて来たツケの綻びが垂れ流しのように出てくる予感がします。 

現代人は豊かな人も、貧しい人も病んでいる場所が一緒で、自分を見つめ自分自身を騙すのを止めないと自分や人を傷つけ続けます

欲望より不安が増大している現代人に必要な処世術は『自分も人も許す寛容さ』で、特に思うに任せぬ自分自身に対しての寛容さを持てば、その寛容の気持ちは自分の好きな人の順に広げて行けます。

お金と暇があり過ぎる人と、心が荒廃するほどに貧しい人で生産的な仕事に取り組んでいない人達に麻薬濫用が増える傾向がありますが、私は『お金は少し足りないくらい』が家族も一致団結して何とかしようと生産的になり、実は幸せに繋がっていると思っています。

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