ユニクロ。

不況の中でユニクロの快進撃の裏に隠された危うさが不況を促進しています。

正社員は一割、ヘッドハンティングした執行役員は使い捨てのようにしてほとんど退社、国内には自社工場がなく中国の工場に委託生産の実態では、国内の雇用や人材育成にも貢献せず、売上金から利益と人件費を除いたお金は中国の工場への支払いになり、国内を豊かにする為に循環しない構図になっています。

私には企業としての社会的責任を考えていない独裁経営者に見えてなりません。 

三十代の時の読んだ『十八史略に学ぶ人生の法則』に、交友関係を見る・お金をどのように使っているか?・どのような部下を登用しているか?・困った時に人の道を外れたことをしていないか?・お金に困った時に辛抱しているか? 等が書いてありました。 

豪邸に住み、親族で利益分配をして、後継者への権限委譲を惜しむ独裁経営者の増加は、人を道具にしてリストラの増加を招き不況と人間不信の連鎖を生みます。

アリストテレスが言った中流層の安定した社会が、精神的に豊かな安全な社会に繋がるは確かです 

こんな時代の乗り切り策は、仕事での理屈や金儲けに使う左脳の酷使を緩和させる為にも、運動をし・音楽を聞き・綺麗なものを見て・少量でも美味しい物で五感を豊かに満たす右脳の活性化が左右の脳のバランスを保ち、心のバランスに繋がると脳科学が証明しています

停滞する社会を受け入れてお金に執着せず、自分のそばに居てくれる人を大切にして生きることが、これからの新しい価値観になれば思います。