自由と権利?

この文章も七年前のものです。

 

最近は散歩時に、ゴミの不法投棄が異常に多く目に付くようになりました。

こちら江別は数年前から有料のごみ収集になり、心配した事が現実になり風の強い日は歩道や車道にゴミが飛んでおります。  

一般に自由と権利の主張が強い人ほど、義務と責任は果たさない傾向が強いのですが、最近はどのような場面においても議論を避けて返り血を浴びないように何事もやり過ごす人達が増えた結果で、こんな自由と権利ばかり振り回す人達を増やし大手を振って歩く社会になってしまいました。

税金を払っていない人間ほど、市役所や警察官に義務を押し付けていて、でもその官庁維持コストはそんな権利を振り回さないまともな人が負担しています。

年末の御歳暮送付でも、最近は頂いた人が送った人にお礼の電話や手紙を出さない為、送付依頼先への確認の問い合わせが増え大変な人件費のコスト増になっています。 

給食費や保育料の未払いをして高級車に乗っている親の増加も税負担を増やし、大企業や店舗にクレームをつけて謝礼を要求するクレーマーと呼ばれる人への対応によるコスト増は商品価格に跳ね返って来ます。 

官僚の天下りは税金を懐に入れているのと同じことを、国を預かる人達が平気でやっているのですから、知識が有っても教養がない人間の増加は階層を越えて進んでいます。 

最近の年金問題でも、国民の義務として保険料の徴収には厳しくしても、年金支給は本人の請求がなければ出さない姿勢も含め詐欺に近く、保険会社未払いの行政指導をしている国の方がひどく不信なことをしています。 

ゴミを始末する機会が増え、どんな社会になるのか? 無自覚に広がるエゴの行き着く先に存在するものに、不安と怯えを覚えるものを予感させられます。